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建築

一級建築士兼気象予報士が教える エアコン(冷房)とサーキュレーターの上手な組合せ方

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年を追うごとに夏の暑さは激しさを増し、エアコンを使用せずには夏を乗り越えることができない環境となっています。

さらにエネルギー価格の高騰により、月々の電気代も上昇傾向にあります。

エアコンを使い続けた月の電気代はどうなるのだろうと、恐怖を感じながら生活を送っている方も多いはずです。

そこでサーキュレーターを使ったエアコン(冷房)の効率アップ方法を紹介します。

効率よくエアコンを使用することで、月々の電気代をおさえることが可能となります。

電気代をおさえつつ、快適な室内環境を手に入れ暑い夏を乗り越えていきましょう。

サーキュレーターとは

まずはサーキュレーターの特徴を解説します。

サーキュレーターは扇風機と比べて、直線的に強く風を送ることに優れています。

そのため扇風機のように風に直接あたって涼むという使い方ではなく、サーキュレーターは部屋の空気を循環させるのに適しています。

価格は3千円~2万円と機能によって幅広い価格設定となっています。

どの商品を選べばいいのかと迷ってしまうと思いますが、エアコンの冷房と組み合わせて使用することを考えれば安価でシンプルな機能のもので十分です。

サーキュレーターの設置位置

次にエアコンの冷房使用時に、どの場所にサーキュレーターを設置すれば効率よく部屋の温度を下げることができるのかを解説します。

冷たい空気はあたたかい空気と比べて重いため、エアコンから出た冷気はすぐ下に落ちてしまいます。

サーキュレーターを使用していない状況では、エアコンの真下付近に冷気がたまり部屋全体を冷やすのに時間がかかってしまいます。

そこでエアコンの真下付近にサーキュレーターを置くことで、冷たい空気を部屋のすみまで行き渡らせることが可能になります。

部屋のすみまで冷たい空気が届けば室内環境は均一となり、非常に快適でエアコンの効率も良くなり電気代をおさえることにつなげることができます。

まとめ

エアコンの冷房とサーキュレーターを上手に組み合わせることで、最大17%の節電につながるというデータもあります。※1

エアコンの真下付近にサーキュレーターを設置し、電気代をおさえながらも快適な室内環境を手に入れ暑い夏を乗り越えていきましょう。

※1 アイリスオーヤマ サーキュレーター総合サイト

https://www.irisohyama.co.jp/circulator/
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榎本裕一
榎本裕一
一級建築士/気象予報士
新卒でゼネコンに入社後、現場監督として公共施設、マンション、物流センターなど大規模建築物の建設に携わる。

一級建築士を取得後、注文住宅の設計に転職し現在までに累計100棟以上の住宅の設計を行う。

さらに気象予報士としてもTV局で気象サポートの仕事を行ない、建築と気象の二刀流生活を送っている。

【資格】一級建築士/気象予報士/SDGs検定合格
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