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建築

一級建築士が考える 家族4人が暮らせる20坪の平屋

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平屋といえば広大な土地にポツンと家が建ち、ゆとりのある暮らしというイメージを持っている方も多いと思います。

実際、ファミリーが住めるような間取りを平屋で実現しようと思うと、比較的大きな土地が必要になるケースが多いです。

しかし土地の値段が上がっている中で、そんな大きな土地を用意できる方は限られています。

えのもと
えのもと

でも、簡単に平屋を諦めて欲しくはありません。

  • 階段が必要ない
  • ワンフロアで完結できる
  • 冷暖房費の節約につながる
  • 家族との距離感が近くなる
  • 建設費用が抑えられる

このように平屋建てには2階や、3階建ての家には無い魅力がたくさんあります。

より具体的な平屋建ての魅力については、こちらにまとめています。

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土地は広くないけれど、平屋建てを実現したい。

そんな方に向けて、120棟以上の注文住宅の設計実績を持つ一級建築士が、家族4人が暮らせる20坪の平屋建て住宅を考えました。

参考にしていただければ幸いです。

間取り

ダイニングを中心に、家族が集まることのできる間取りです。

その一方で窓際のソファやスタディーカウンター、子どもの個室と家族それぞれが落ち着くことのできる居場所も用意しています。

トイレは玄関近くに配置し、その対面にはセカンド洗面を設けることにより、手洗いを終えてからリビングに入ることが可能となっています。

また、LDKのソファエリアの上部と、子ども室の上部は勾配天井とすることで、開放感アップの効果を狙っています。

外観・外構

道路側の大きな窓がある部分の外壁を、斜めに切り落とすことでスタイリッシュな印象に。

さらに玄関ドアは道路から直接見えない位置にレイアウトすることで、プライバシーを守りつつ生活感を感じさせないクールなイメージをつくりあげています。

植栽はシンボルツリー1本に絞り、水やりや草むしりなどの手間を極力少なくできるように配慮しています。

まとめ

土地価格が高騰する今、求められているのは無駄のないシンプルな暮らしです。

家族4人が暮らすことのできる20坪の平屋は、そんな想いをかなえる新時代の平屋建て住宅の提案です。

広い土地が買えないからといって、憧れの平屋をあきらめる前に今回紹介した間取りを参考にしていただくのはいかがでしょうか。

理想の住まいが手に入れられることを心より願っています。

ABOUT ME
榎本裕一
榎本裕一
一級建築士/気象予報士
新卒でゼネコンに入社後、現場監督として公共施設、マンション、物流センターなど大規模建築物の建設に携わる。

一級建築士を取得後、注文住宅の設計に転職し現在までに累計100棟以上の住宅の設計を行う。

さらに気象予報士としてもTV局で気象サポートの仕事を行ない、建築と気象の二刀流生活を送っている。

【資格】一級建築士/気象予報士/SDGs検定合格
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